【問題】結婚式に呼ばれました。ドレスに合うのでオープントゥのミュールを履いていってもよいですか?
文/おおさわ千春(服飾スタイリスト)
つま先の開いた靴は、「妻が先に出る」を連想させるので、縁起が悪いと考えられています。日本に限ってのことでしょうが、結婚式は足の指を隠すのが正装といわれています。
結婚式のようなフォーマルな場では、つま先とかかとが隠れ、ヒール高のあるパンプスや、つま先が出ていないバックストラップのサンダルが良いとされています。
今では人気アイテムの一つになっている「ミュール」は、かかと部分がなく、元々は室内履きでした。そのため、つま先が出る・出ないにかかわらず、格式のある場には不向きです。
また最近は「素足でパンプス」も多く見かけるようになりましたが、靴のデザインに関係なく正式な場所ではNGです。
ただし、レストランでの友人だけの結婚パーティなど、比較的カジュアル場合は、足元に限らず服装全体に、フォーマルさにこだわり過ぎる必要はないでしょう。
【答え】基本的にミュールなどつま先の出る靴は避けましょう。
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写真/PIXTA