栄養価が高いことで知られる「ごま」。タンパク質、ビタミン、カルシウム、ミネラル、食物繊維のほか、必須脂肪酸の一種であるリノール酸や抗酸化作用のあるセサミンなどをたっぷり含む優れた食材です。本日は、このスーパーフード「ごまの日」。「いい(11)ご(5)ま」の語呂合わせで全国胡麻加工組合が制定したそうです。となれば、ごまを使ったレシピをお届けしましょう。
市販の高菜漬けを細かく刻んで塩気を抜き、ごま油で熱して豆板醤で味つけ。仕上げに炒り白ごまをふれば、漬けものの旨みと塩分が懐かしいピリ辛味の常備菜のできあがりです。冷蔵庫で5日ほど保存できるこの一品は、白いご飯もよくすすみ、お弁当にも重宝しますよ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 作りやすい分量】
・高菜漬け 200g
・長ねぎの青い部分 1本分
・豆板醤 小さじ1
・ごま油 大さじ1
・煮汁 [酒 大さじ4/醤油 大さじ1]
・炒り白ごま 大さじ2
【作り方】
1:高菜漬けは細かく刻んでざるに入れ、水の中でもんで塩気を抜き、水気を絞る。
2:フライパンにごま油を熱し、1と長ねぎの青い部分を炒める。豆板醤を加えて炒め、香りを出し、煮汁の材料を加えて煮詰める。汁気がなくなったら、長ねぎの青い部分を取り除き、炒り白ごまをふる。
家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。
野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫