【作り方】
1:ラグー・ソースを作る。Aをざく切りにしてフードプロセッサーでピューレ状にする。
2:ホールトマトは手で握りつぶし、ザルで裏漉しする。
3:鍋にオリーブオイル大さじ1を入れて中火にかけ、A のピューレを加え、煮立ってきたら火を弱め、焦がさないよう時折混ぜながら水分を飛ばす。
4:フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れて熱し、合挽き肉を入れ、軽く塩、黒こしょうを振り、木べらでほぐしながら炒める。出てきた水分を完全に飛ばし、カリカリの状態になったらザルにあげて脂を切る。
5:挽き肉を取り出したフライパンに赤ワインの半量を注ぎ入れて弱火にかけ、肉の旨味をこそげ落とす。
6:3の鍋に挽き肉を加え中火にして混ぜ合わせ、フライパンの赤ワインと残りの赤ワインを注ぎ、混ぜながらアルコールを飛ばす。
7:ハーブをお茶パックに入れ、ホールトマトと共に鍋に加え、煮立ったら弱火にして、濃度が出るまで30~40分煮る。ハーブを取り除き、塩、黒こしょうで味をととのえる。
8:リコッタ・クリームを作る。すべての材料をボウルに入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。
9:1%量の塩とオリーブオイル大さじ2を入れた湯でラザニア用パスタをゆで、ザルにあげて水気を切る。オリーブ油を軽く回しかけ、ザルごと上下にゆすってからめる。
10:耐熱容器に7を薄く塗り、パスタを2枚敷き、8の1/3 量、7の1/3 量の順に伸ばして重ねる。パスタを敷き、同じ作業をくり返す。残りの7と8を混ぜ合わせて一番上に流す。フォンティーナの皮を取り除いてすりおろしたものをのせ、200℃のオーブンで20分焼く。
『酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』は都内でも珍しいチーズ料理の専門店、酪農農家ビストロ「スブリデオ レストラーレ」吉田健志シェフによるレシピブック。基本はスイス、フランス、イタリア、英国などヨーロッパ酪農国の伝統料理ですが、日本でも作りやすいよう工夫をこらしています。併せてチーズのおつまみなど、簡単アレンジのアイデアコラムも紹介します。レシピに使用したチーズ45種の詳解つき。
吉田健志(著)
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撮影/工藤雅夫