本日は「もつ鍋の日」ということです。これまた語呂合わせで「いい(11)もつな(7)べ」から日本畜産副産物協会が制定しました。寒い日にはあの素朴な味が心も体も温めてくれるんですよね。そんなもつ鍋風の1人鍋を家で手軽に作れるレシピをご紹介しましょう。
食材は豚バラ薄切り肉とキャベツ、ニラの3つ。モツは下処理が少々大変ですが、豚バラ肉なら手軽に作れるのでオススメです。水に酒としょうがの薄切りを加え、食材を入れて味噌で味つけ。仕上げににんにくと赤唐辛子、白ごまを散らして完成です。ピリ辛の味噌味とにんにくの風味が食欲をそそり、さらに体もホカホカに。肌寒い日にもビールが進みそうです。料理研究家・大庭英子さんの『ぜんぶ小鍋』より。
【材料 1人分】
・豚バラ薄切り肉(3等分の長さに切る) 100g
・水 3カップ
・A [酒 大さじ2/しょうがの薄切り 2~3枚]
・キャベツ(4~5cm角に切る) 150g
・味噌 大さじ2~3
・にら(3~4cm長さに切る) 50g
・にんにく(薄切り) 1かけ分
・赤唐辛子(種を取って、小口切り) 1本分
・いり白ごま 大さじ1/2
【作り方】
1:鍋に水を入れて火にかける。沸騰したら豚肉を入れ、あくが浮いてきたら、火を弱めて取り除く。Aを加えてふたをして15~20分煮る。
2:1にキャベツを加えてしんなりするまで煮たら、味噌を溶いてにらを加え、にんにく、赤唐辛子、白ごまを散らす。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に、48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税
撮影/伏見早織