ホリデーシーズンは家族が好きなご馳走を囲んで
「クリスマスやお正月、と集いの機会が増える年末年始こそ、皆が手を伸ばしやすく、親しみやすい食材や味つけのメニューを選ぶよう心がけています」という宮澤奈々さん。
特別な季節だから特別な料理ではなく、日常の食卓で人気のメニューに楽しい工夫を施すことで、特別感が高まるよう演出します。
今年のクリスマスに選んだメニューはチャイニーズ。
「砂糖と醬油、甜麺醬の甘じょっぱいたれは、普段なら鶏もも肉の照り焼きやチャーシューを作りますが、同じたれで丸鶏を焼き上げればクリスマスのローストチキンに。かに爪のフライも、パセリを混ぜ込んだパン粉やカダイフをまとわせるだけで、おもてなし向きに華やぎます」と宮澤さん。
雪輪形や星形に型抜きしたピクルスや赤いリボンも、吉祥文様の抜き型や水引に替えればお正月の趣向に。
親しいかたがたの喜ぶ顔を思いながらおもてなしの演出を考える時間は、宮澤さんにとって大切なひとときです。
ホワイトクリスマスをイメージしたテーブルフラワー。ツリーに見立てたナプキンには、お気に入りのオーナメントを添えて。