魚偏に十一、十一と書くと何という漢字になりますか? そう、「鮭」ですよね。ということで、本日11月11日は「鮭の日」だそう。ならば鮭のレシピをご紹介しないわけにはいきません。脂がのって濃厚な味わいの旬の鮭は、塩焼きにするだけで十分おいしいですが、玉ねぎやにんじんなどと一緒に酒粕で煮れば、献立の主役になる冬らしい一皿ができあがります。酒粕のおかげで体もほんわか。お好みで最後に七味唐辛子をふればさらに体が温まりますよ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・生鮭(80gの切り身) 2切れ
・玉ねぎ 1/2個
・にんじん 40g
・ブロッコリー 2房
・煮汁 [水 300cc/酒粕 40g/味噌 20g]
・七味唐辛子 適宜
・塩 適量
【作り方】
1:鮭は両面に塩をふり、30分おく。熱湯に浸けて、表面がうっすら白くなったら冷水にとり、汚れを洗って水気を拭き取る。
2:玉ねぎは2cm幅のくし形に切る。にんじんは4cm長さ、1.5cm幅の短冊に切る。これらを一緒にざるに入れて熱湯に浸け、箸でほぐしながら1分湯通しし、ざるごと引き上げる。同じ湯でブロッコリーをゆでる。
3:鍋に煮汁の材料を溶き混ぜる。1、2の玉ねぎとにんじんを入れて火にかけ、沸く直前に弱火にし、5分煮る。
4:器に盛り、ブロッコリーを添える。お好みで七味唐辛子をふる。
家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。
野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫