ほくほくのおでんは、いいお酒のおつまみになりますよね。というわけで、今日は人気料理研究家・藤井 恵さんの「おつまみおでん」レシピをご紹介しましょう。
セレクトした具材は、牛すじとキャベツ、車麩です。キャベツはゆでて柔らかくしたら葉脈を綿棒で叩いて平らにし、くるくると巻いてひと口サイズに。牛すじは酒と水にしょうが、にんにくを入れた鍋で弱火でくつくつ煮ます。漉してだしを足した煮汁に最後に車麩とキャベツを入れ、しょうゆと塩で味つけして完成。お好みでゆずこしょうをつけて召し上がれ。『からだが喜ぶ! 藤井 恵のおつまみ献立』より。
【材料 作りやすい分量】
・牛すじ肉 300g
・キャベツ 大4枚
・車麩 4枚
・A [しょうが(薄切り)、にんにく 各1かけ/酒 1/2カップ/水 3カップ]
・だし(下記参照) 2~3カップ
・B [薄口しょうゆ 大さじ1/塩 小さじ1]
・ゆずこしょう 適量
■だし(作りやすい分量)
・昆布水(昆布を水に浸したまま保存びんに入れて冷蔵庫に常備したもの) 5カップ
・かつお節 20g
【作り方】
1:だしをとる。鍋に昆布水5カップを注ぎ、煮立ったらかつお節20gを入れ、すぐに火を止める。かつお節が沈むまでおき、そっと漉す。
2:鍋に熱湯を沸かし、キャベツを入れて1~2分ゆでてザルに上げる。次に牛すじを入れて2分ほどゆで、ザルに上げて水で洗い、ひと口大に切る。
3:別の鍋に牛すじ、Aを入れて強火にかけ、煮立ったら弱火で40~50分煮る。
4:キャベツの葉脈をめん棒でたたいて平らにし、手前と横の片側を内側に折り込んでくるくる巻き、開いている端を中に押し込む。残りも同様に計4個作る。
5:3の煮汁を漉し、だしを足して5カップにして鍋に戻し入れる。牛すじも戻し入れ、4、車麩、Bを加え、フタをして弱火で30~40分煮る。
6:器に5を盛り、ゆずこしょうを添える。
人気料理研究家・藤井恵さんが、家族と自分の健康のために考えた自信作ばかり112品を大公開。野菜たっぷり、脂肪や甘みは控えめのヘルシーな秘蔵レシピ集です。居酒屋メニューに着想を得て、家庭でも作りやすく、アレンジをくり返した「居酒屋 藤井亭」厳選のお品書きをお楽しみください。
藤井 恵(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/木村 拓