「篠原さんや西島さんが実生活の中で持ってらっしゃる愛情が作用して、完全に虚構ではないところにも面白みがあるんじゃないかな」不可逆的な過酷な運命を目の前にしたとき、あなたの選択は……?
奇跡を信じ、ただひたすらに意識不明の愛する娘を守り抜こうとする母・薫子。世界でも前例のない技術で我が子を回復させようとするも、次第に常軌を逸する妻の姿に深く苦悩していく父・和昌(西島秀俊)。堤監督は、「強い女性であるということが前提としてありました」と薫子のキャラクターを語ります。ただ、篠原さんは強い女性を演じることも多く、「そうじゃない方向の強さを一緒に探しましょう、というのが薫子のキャラクター作りの基本でした」。
堤監督がそうであったように、読者の皆さんも本作を観たとき、自身に問うでしょう。「自分だったらどうするのか」と。多くは、きっと薫子の立場から。
「いろいろな要素がこの映画には詰まっていて。母としてどういうチョイスをしていくべきなのかとか、父として何を大切にすべきなのかとか……。みんながそれぞれ判断を迫られる状況に陥っていきます。そういう人間模様、それから不可逆的な過酷な運命を目の前にした、いろいろな選択肢。ぜひ映画館でご覧いただいて、旦那許せないとか(笑)、私だったらこういう選択はしないとか、いろんな方と意見を交わしていただけるといいなと思います」
堤 幸彦/Yukihiko Tsutsumi
演出家・映画監督
1955年生まれ、愛知県出身。80年よりテレビのディレクターとしてキャリアをスタート。88年にオムニバス映画『バカヤロー!私、怒ってます』内『英語がなんだ!』で映画監督デビューして以降、ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍する。近年の主な監督作に『TRICK』シリーズ、『SPEC』シリーズ、『悼む人』、『天空の蜂』など。2019年1月に『十二人の死にたい子どもたち』が公開予定。
『人魚の眠る家』原作:東野圭吾『人魚の眠る家』(幻冬舎文庫)
監督:堤 幸彦
脚本:篠﨑絵里子
出演:篠原涼子 西島秀俊/坂口健太郎 川栄李奈/山口紗弥加 田中哲司/田中 泯 松坂慶子
配給:松竹
11月16日(金)全国ロードショー
公式サイト/
http://ningyo-movie.jp
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