しかし、話してみると意外に男っぽくてさばさばしている。そんなとき「ああ、実は派手なのではなく、自分らしいおしゃれを楽しんでいるんだな」ということを、周りが見極めてくれるようになるんです。
だから、好きなものをアレンジして着ていれば、本来の自分自身からすごく外れることはないはず。迷い世代を過ぎたら、「見てくれ」だけでは、もう誰も判断しないんです。
だから、大丈夫! 自信をもって、自分の好きなものを着ていれば、おのずと素敵に見えるのですから。
服装でソンをするシーンは
ずばり、「冠婚葬祭」しかし、ただひとつ、「好きなものを着ていればいい」では通用しない例外は、冠婚葬祭だと思います。何故なら、冠婚葬祭の装いに、あなたらしさ、つまり個性は必要とされていないからです。
では、冠婚葬祭には、どんな服を着ると「ソンをしない」んでしょう? 次回からはこれをテーマにお話ししたいと思います。
●迷い世代の服選び…「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
過去の記事を読む>>●
お悩み募集!…「迷い世代の服選び」では、皆さんからのファッションに関するお悩みや、おおさわさんへの質問を募集しています。
こちらのフォームからお気軽にお寄せください。
おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子