迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
これまでの記事を読む>> 迷い世代の服選び 33回
自分らしくなくていい、喪の席の装い
前回から「服装でソンをしない」をテーマにお届けしているこの連載。 普段は服装でソンをする、得をするということは、年齢と共に少なくなる、お話しました。
が、唯一の例外と言っていいのが冠婚葬祭です。
服装でソンをしてしまう
一番のシーンは喪の席
何故なら、冠婚葬祭の席には、必ず自分より大事な主役がいらっしゃるから、服装で「自分らしさ」を主張し目立つ必要がない、むしろ目立つことは場をわきまえていないと捉えられ、悪い意味で印象に残ってしまうからです。
若い頃なら、少々場にそぐわない格好をしていても大目に見てもらえるものですが、年をとればとるほど、常識知らずな人だと思われ、マイナスのイメージを持たれてしまいますから、要注意。
でもね、大丈夫! TPOさえ守れば、何も難しいことはありません。今回は、最も気をつけるべき喪の席の服装についてお話ししたいと思います。
母の通夜に出席した
友人の姿にびっくり
以前、私の母の通夜の席で、こんなことがありました。
私の友人が、通夜に来てくださったのですが、その姿に親戚一同、釘づけに。黒い服ではあったのですが、超ミニスカートに、素肌が透ける薄手のタイツ姿。もちろん、喪服ではありません…