関西大学のスケートリンクにて。取材の当日は、紀平梨花選手、中村優選手、細田采花選手たちも練習中で、心地よい緊張感に包まれていた。冒頭のラフマニノフの「鐘」で忘我の境地に誘われてからの、刺激的でクールなビートの「Pale Green Ghosts」。まるで底なし沼のような吸引力のあるアレンジですよね。
曲に流れる緊張感と疾走感、そしてほとばしる情熱。近畿選手権、西日本選手権を経ての全日本選手権で、どのような世界を紡ぎ出して、私たちに見せてくれるのか。
髙橋選手とFS振付師ブノワ・リショー氏が織りなすケミストリーの完成形が今から楽しみでなりません。
『家庭画報』2019年1月号において、リショー氏から髙橋選手への熱いメッセージを抜粋してご紹介しておりますが、その熱くて長い全編は「フィギュアスケート愛eye」で後日お届けしたいと思っています。ご期待ください!
特別取材の舞台裏 髙橋大輔選手 Vol.2 フリースケーティング編
小松庸子/Yoko Komatsu
フリー編集者・ライター
世界文化社在籍時は「家庭画報」読み物&特別テーマ班副編集長としてフィギュアスケート特集などを担当。フリー転身後もフィギュアスケートや将棋、俳優、体操などのジャンルで、人物アプローチの特集を企画、取材している。