寒さが厳しくなってきたこのシーズンに旬を迎えるたら。この魚を使った「分とく山」総料理長・野﨑洋光さんによる冬の料理をご紹介しましょう。たらは淡白で味にクセがないのでさまざまな調理ができますが、本レシピではたらの切り身に小麦粉をまぶし、油で揚げてコクをプラス。煮汁に大根おろしを入れることでさっぱりした食べ口に仕上がります。身が雪のように白いことから魚偏に雪で鱈と書くそうですが、この白い身と白い大根おろしが冬景色を思わせます。ですが食べれば体がほかほかと温まる一皿です。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・たら(80gの切り身) 2切れ
・大根おろし(汁気を軽く絞って) 60g
・三つ葉(3cm長さに切る) 4本分
・小麦粉、揚げ油 各適量
・煮汁 [だし汁(下記参照) 250cc/みりん、薄口醤油 各大さじ2]
・七味唐辛子 適宜
■だし汁(とりやすい分量)
・熱湯(ポットの湯でよい) 500cc
・昆布(5×5cm角) 1枚
・削り節 5g