体をポカポカにしてくれる冬野菜のミネストローネ。余り野菜で作れる嬉しいレシピです。すべての野菜を1cmくらいにカットして、ニンニクオイルで炒め、昆布だしでコトコト煮込んだあとに、一度ゆっくり冷まして味を落ち着かせましょう。本レシピでは、ポロネギ、ニンジン、セロリ、ゴボウ、レンコン、大根、サツマイモ、里芋、小松菜をチョイスしていますが、このほかにもかぶやブロッコリー、白菜やキノコ類などいろいろな野菜を入れてもおいしいですよ。
野菜を炒めるときには、順番が大切。最初にネギなどの香味野菜をじっくりいためて甘みや旨みを引き出し、あとはゴボウ、レンコンなど、火が通りにくく煮崩れしないものを先にし、ぬめりや糖分が多く焦げつきやすい里芋やサツマイモはあとから加えます。蓋をして煮ると野菜から出る有機酸が揮発せず、だしに酸味が出てしまうので、蓋はしないこと。また、小松菜やほうれん草などの青い野菜は仕上げに入れると色味がきれいですよ。佐藤夢之介シェフの『旬の野菜でシンプル・イタリアン』より。
【材料 3~4人分】
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ニンニクオイル 大さじ1
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ 小さじ1くらい
・ポロネギ(なければ長ネギ、下仁田ネギ) 1本
・ニンジン 1/2本
・セロリ 1本
・ゴボウ 1/2本
・レンコン 200g
・大根 1/4本
・サツマイモ 100g
・里芋 200g
・小松菜 1~2束(大きさによって)
■昆布だし
・水 1リットル(軟水が好ましい)
・昆布 (おすすめは上品なだしがとれる利尻昆布か、優しいだしがとれる 山出し昆布) 20g
※イタリア、エミリア・ロマーニャ州産の甘みのある粗挽き塩。他の粗挽きの塩で代用可。