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脂の乗ったさわらを使って。「分とく山」野﨑洋光さんの南蛮漬け

2018.12.20

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さわらの南蛮漬け

魚偏に“春”と書いて鰆(さわら)。俳句で春の季語にもなっていることから、春が旬の魚だと思われがちですが、実は、産卵前で脂が乗った冬の「寒鰆」も美味です。サバ科に属するさわらは、サバと同じくDHAやEPAなどを豊富に含んでいますから、この時期にたくさん食べておきましょう。

本日は、「分とく山」総料理長・野崎洋光さんによる南蛮漬けのレシピをお届けします。揚げてコク深くなった魚を甘酢に漬ける、酒の肴にもなる一品。保存容器に移して冷蔵庫に入れておけば3日ほど持つので、多めに作りおくとよいでしょう。南蛮地はさわらが浸かることが大切なので、足りなければペーパータオルをかぶせると全体に行きわたりますよ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。

【材料 2人分】
・さわら(120gの切り身) 2切れ


・南蛮地 [水 100cc/酢 大さじ3/みりん、薄口醤油 各大さじ1/砂糖 大さじ1/2/赤唐辛子 1本]

・小麦粉 適量

・揚げ油 適量

【作り方】
1:南蛮地の材料を小鍋に入れて火にかけ、砂糖を混ぜ溶かし、冷ます。

2:さわらは一口大に切り、はけで小麦粉をまぶす。

3:揚げ油を180℃に熱し、2をきつね色に揚げ、油をきってバットに並べ、1を全体にかけてそのまま漬ける。

家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。

 『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳 「分とく山」の永久保存レシピ』野﨑洋光・幕内秀夫(著)

野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫
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