【問題】 「雪」の色はどうして白いのでしょうか?
取材・文/磯 由利子
しんしんと降り積もる白い雪景色はとても美しいものですね。 では雪の結晶は透明なのに、なぜ雪は白く見えるのでしょうか?
雪は、ちり、ほこりなどを核として、大気中の水蒸気が凍って氷の結晶になることによってできます。
氷の結晶にさらに水蒸気が凍ってくっついて成長し、雪の結晶ができ上がります。この雪の結晶が地上に落ちてくる途中で水滴になったものは雨となり、溶けずに落ちてきたものは雪となります。
空気中の可視光線には電波のような波長があり、物体によっては吸収する波長と反射する波長が異なるため、さまざまな色に見えます。
そのため雪の結晶の一つひとつは透明ですが、細かい結晶が折り重なると、光の乱反射効果によって白く見えるようになります。かき氷が白いのも同じ現象です。
【答え】雪の結晶が重なると、光の乱反射効果によって白く見えます。
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写真/PIXTA 取材協力/
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