【問題】地震のニュースで使われる「震度」と「マグニチュード」の違いは何ですか?
取材・文/磯 由利子
「マグニチュード」は、地震そのものの“エネルギーの大きさ”を表しています。 マグニチュードが 1 増えると地震のエネルギーは約32倍になり、マグニチュードが 2 増えると約1000倍になります。 マグニチュード8程度以上の地震を巨大地震と呼ぶこともあります。
「震度」は、地震が起きた時の震度観測点での“地面の揺れの強さ”を表すもので、観測する場所によって違うものになります。テレビでも地図上に各地の震度を載せていますね。気象庁の震度階級は「震度0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7」の10階級となっています。
近代的な観測が開始された1885年以降の日本で発生した最大の地震は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震のマグニチュード9.0です。震源地に近いところでは、最大震度7を観測しています。
世界最大の地震は、20世紀以降では1960年のチリ地震で、マグニチュード9.5が観測されました。
【答え】「マグニチュード」は、地震そのものの“エネルギーの大きさ”を表し、「震度」は、地震が起きた時の震度観測点での“地面の揺れの強さ”を表します。
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写真/PIXTA 取材協力/
気象庁