【問題】 よく海外のニュースで「ハリケーン」という言葉を聞きますが、台風とハリケーンは同じ気象現象でしょうか? 1〜3の中から正しいものを選んでください。
(1)「台風」という言葉は日本語名で、「ハリケーン」が英語名
(2)「台風」と「ハリケーン」は最大風速の違いで、呼び方が変わる。
(3)「台風」と「ハリケーン」は発生する地域によって、呼び方が異なる
取材・文/磯 由利子
「台風」は東経180度より西の北西太平洋及び南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったもの、
「ハリケーン」は、北大西洋、カリブ海、メキシコ湾及び西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約33m/s以上になったものを指します。
ちなみに「サイクロン」は、ベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったものを指します。
「台風」「ハリケーン」「サイクロン」は最大風速の基準には違いはありますが、それぞれの地域に存在する熱帯低気圧の強さによって分類している用語です。
「サイクロン」は熱帯低気圧と温帯低気圧の区別をせずに、広く低気圧一般を指す用語としても使われることがあります。
海外の旅先でも天気予報をチェックすることもあると思います。日本と海外で使われる用語の違いを知っておくと、より理解しやすくなりますね。
【答え】(3)です。「台風」と「ハリケーン」は発生する地域によって、呼び方が異なります。
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写真/PIXTA 取材協力/
気象庁