【問題】 「山の天気は変わりやすい」といわれるのは、どうしてでしょうか?
もうすぐから始まる春の大型連休では、トレッキングや登山などに出かける人が増えてきます。「山の天気は変わりやすい」とよく言われますが、なぜ変わりやすいのでしょうか?
山脈や渓谷などは平地と比べて起伏に富んでいます。平地で吹いている風が山にぶつかると、その斜面を駆け上がり、上昇気流となります。
標高が上がると気温が下がるので、水蒸気をたくさん含んだ空気が上に運ばれ、冷えて雲を作り、雨が降ります。反対に風が山の斜面を滑り下りてくると、下降気流となり、雲はできにくく晴れます。
つまり山では、上昇気流と下降気流が発生しやすいので、平地より天気が大きく変わりやすくなるのです。平地では晴れているのに、山では雨が降っていることはよくあることです。登山の際は、雲や風の動きに注意し天気予報などの情報収集をしっかり行い、雨具や防寒着を忘れずに持っていきましょう。
【答え】山脈や渓谷などは、起伏に富んだ複雑な地形のため、上昇気流や下降気流が多く発生しやすく、空気中の水蒸気の量によって雲が発生したり、雲がなくなったりすることを頻繁に繰り返すから。
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写真/PIXTA 取材協力/
気象庁