このところ連日、餅ばかり食べているというかたも多いのでは。焼くだけでおいしい手軽な餅ですが、シンプルな焼き餅にはちょっと飽きてきたかな……というのなら、野﨑洋光さんが提案する冬の薬味を合わせたレシピはいかがでしょう? 柚子の皮、春菊、ねぎ、せりを合わせた薬味を、焼いて醤油を塗った餅に乗せ、焼きのりで巻けば完成です。焼き餅に薬味を足しただけですが、いつもとはひと味違うテイストになりますよ。野菜が不足気味だという人にもオススメのこの薬味は、あつあつの鍋物にふんだんに使ったり、じっくり煮込んだ料理や汁物に最後に加えて新鮮な食感をプラスしたり、もちろんうどんやそばにどっさり入れるなど何にでも使えます。数日保存がきくので、ぜひ作ってみてください。『作りおきで便利、「分とく山」のかくし味』より。
【材料 2人分】
・切り餅 4切れ
・醤油 少々
・焼きのり 適量
■合わせ薬味(作りやすい分量)
・柚子の皮 1個分
・春菊 葉先5本分
・ねぎ 白い部分3cm
・せり 1/2本
【作り方】
1:合わせ薬味を作る。柚子皮とねぎはせん切りに、春菊とせりはざく切りにする。これらを合わせ、水にさらして水気をきって保存する。
2:餅はこんがりと焼き、刷毛で醤油を塗って、乾かすようにもう一度さっと焼く。
3:2に冬の合わせ薬味をのせ、焼きのりで巻く。
人気料理店「分とく山」で使っている、合わせ薬味と4種のたれ。焼いた肉に薬味をかけるだけでさっぱり食べられ、ゆでた魚介にたれをかけるだけですぐにメインの一品になります。薬味もたれも作り方は簡単で、作りおきも可能。合わせ薬味とたれを使ったアレンジレシピもたっぷり掲載。これで家庭の料理も一気にランクアップしますよ。
野﨑洋光(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/湯淺哲夫、南雲保夫、三木麻奈