お正月を含めたここ数日は和食メニューが続いたので、本日はパスタのレシピをご紹介しましょう。具材は大根のみ。大根をむいた皮と一緒に3時間ほど煮て作る「だし」が決め手です。大根は他のお野菜と比較しても特に良いだしがとれます。一般的な青首根でもいいですが、紅芯大根や紅しぐれ、黒丸大根などいろいろな大根を使ってもおいしいですよ。
大根の煮汁とニンニクオイル、野菜ブイヨン、鷹の爪を入れて火にかけ、しっかり乳化させたものをスパゲティーニに絡めてできあがり。旬の大根のおいしさを味わいつくす一品です。大根の煮汁の残りは皮などを漉してスープのベースなどにも使えますよ。佐藤夢之介シェフの『旬の野菜でシンプル・イタリアン』より。
「大根だけでそんなに良いだしがとれるわけがない、と思われる方もいらっしゃるかもし れませんが、一度はレシピ通りチャレンジなさることをおすすめします。そこには言葉では伝えきれない新しい世界が広がっています」(佐藤シェフ)。
【材料 2人分】
・大根(葉付き) 1/2本
・利尻昆布 1枚 (15×10cm)
・干し椎茸 3個
・塩(エミリア・ロマーニャ)※ 大さじ1
・水(ミネラルウォーターまたは軟水) 2リットルくらい
・
ニンニクオイル 大さじ1
・鷹の爪 1本
・スパゲティーニ 160g
・
野菜ブイヨン 100cc
・七味唐辛子、
ニンニクチップ お好みで
※イタリア、エミリア・ロマーニャ州産の甘みのある粗挽き塩。他の粗挽きの塩で代用可。