1月7日は人日の節句。七草粥をいただくのがならわしです。お正月で疲れた胃腸をいたわり、無病息災を願う意味合いがあるとされていますが、近年はきちんと七草を入れた粥を食べる家庭は少なくなっているかもしれませんね。そこで、本日はそれに代わり、体に優しい豆乳粥をご紹介しましょう。里芋とにんじん、しいたけ、わけぎを加えたこの粥は1品で栄養がとれ、ちょっと具合が悪いときにもぴったり。新年会などが続くという方も、この粥を食べて体調を整え、風邪などを寄せ付けないようにしましょう。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・ご飯 100g
・水 300cc
・豆乳(成分無調整) 200cc
・薄口醤油 小さじ1/2
・塩 小さじ1/2
・里いも 60g
・にんじん 30g
・しいたけ 3個
・わけぎ(小口切り) 2本分
【作り方】
1:里いもは洗って皮をむき、1cm厚さの輪切りにする。にんじんは5mm厚さのいちょう切りに、しいたけは軸をとって縦四つ割りにする。
2:1を一緒にざるに入れて熱湯に浸け、箸でさっとほぐしてざるごと引き上げる。
3:鍋に分量の水と2を入れて火にかけ、沸いたら弱火にして野菜が柔らかくなるまで煮る。
4:ご飯、豆乳、薄口醤油、塩を加えて混ぜ、ひと煮立ちしたら器に盛る。わけぎをのせる。
家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。
野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫