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伝統の味です。パプリカのトマト煮で煮込む「鶏のソテー、ローマ風」

2017.04.25

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トマトの「赤」が目にも鮮やかなこの料理、名前こそソテーと付いていますが、焼いた鶏肉をトマトで煮て、別に仕込んだパプリカのトマト煮を加えて煮上げたものです。鶏肉をトマトで煮るのはローマが発祥。これは由緒あるローマ料理というわけです。今日は伝統の味にトライしてみましょう。『「エル・カンピドイオ」吉川敏明のおいしい理由。イタリアンのきほん、完全レシピ』より。

「煮込み料理に使う鶏全般にいえることですが、骨がないと肉が縮んで硬くなるので、どの部位でも骨付きを用意してください。旨みも出ますからね。煮るときは、ひとつひとつの肉にしっかり味がしみ込むように、広口の鍋かフライパンに肉を広げて重ならないように。イタリア人は煮込み時間を少し長くして、骨がポロッと簡単にはずれるくらいによく煮たものを好みます。味もよくしみて最高です」(吉川シェフ)。

鶏肉のソテー、ローマ風 撮影:日置武晴



「骨付き肉が手に入らないときは、1枚のかたまりのまま、ちょっと短めに煮ます。それだけで縮みが少なく、柔らかく食べられます。トマトの量を多めにして長く煮込み、骨をはずせばパスタソースにも」(吉川シェフ)。

【材料 2人分】
・鶏もも肉、または手羽元(骨付きのぶつ切り) 6個
・塩、黒こしょう 各適量
・にんにく(薄皮をむいたもの) 1g
・ローズマリーの葉 小さじ1
・白ワイン 1/3カップ
・ホールトマト(缶詰) 135g
・湯 約130cc
・サラダ油 大さじ1
・パセリ(みじん切り) ひとつまみ

■パプリカのトマト煮
・パプリカ(赤、黄。ひと口大に切る) 各1/2個分(125g)
・玉ねぎ(薄切り) 小1/4個分(40g)
・ホールトマト(缶詰) 135g
・湯 50cc
・塩 小さじ1弱
・エクストラ・ヴァージン・オリーブ油 大さじ1
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