たらの白子は、塩をふって5分ほどおき水で洗ったあとに、熱湯をまわしかけて湯引きし、すじと膜を取り除く下処理をします。新鮮な白子なら3~4分ほど煮ればできあがりです。白子は、白く透明感のあるものが新鮮。薄くピンク色がかっているものは、鮮度が落ちていますので、売り場でじっくりと見て選びましょう。『藤井 恵 とっておきの晩酌レシピ』より。
「かなりいいことがあったときの小鍋です(笑)。汁は大事にとっておき、翌朝、お雑炊にするのも楽しみです」(藤井さん)。
【材料 2人分】
・たらの白子 300g
・塩 大さじ1
・わけぎ 3本
・A [だし 3カップ/酒 大さじ2/みりん、しょうゆ 各小さじ1/塩 小さじ2/3]
【作り方】
1:白子は水で洗い、塩をふって軽く混ぜ5分ほどおき、水で洗う。ざるに上げ、熱湯をまわしかけ、さっと洗ってすじと膜を取り除く。大きければ食べやすく切る。わけぎは斜め薄切りにする。
2:鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったら白子を入れて3~4分煮て、わけぎを加えてさっと煮る。
「大切に温めてきた、私のおつまみレシピの集大成です」-藤井 恵。 辛党で知られる人気料理研究家・藤井 恵さんの最新刊は、体によくて心ほころぶ、春夏秋冬の絶品おつまみ。身近な旬の食材を、ほんの一工夫で体によくて華のある一品に仕立てるワザが満載です。
藤井恵(著)
定価:本体1,300円+税
撮影/木村 拓