本日は「分とく山」野﨑洋光さんによる、海藻、根菜、きのこ、ご飯をいいバランスで組み合わせた2品献立をご紹介しましょう。軽く食べたい日やランチにもぴったりの「じゃこひじきチャーハン」と「鮭と白菜の豆乳煮」です。チャーハンの具にした鉄分豊富なひじきと卵の黄色、にんじんのオレンジなどの色彩のコントラストが美しく、細かく刻んだたくあんが食感と塩味のアクセントを加えます。
この和テイストのチャーハンに組み合わせるのが、野菜とたんぱく質がとれる豆乳煮。豆乳だけでは旨みが濃すぎるので、水で半々に割ることで、鮭から出る旨みも存分に味わえます。スープ代わりになり、作りおき(冷蔵庫で3日)もできるので、手早く献立を揃えたいときに便利な一品ですよ。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・ご飯 300g
・ちりめんじゃこ 40g
・芽ひじき(乾物) 10g
・にんじん 30g
・しいたけ 2個
・長ねぎ 1/2本
・たくあん 50g
・卵 2個
・薄口醤油 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・サラダ油 大さじ1
・黒こしょう 適宜
【作り方】
1:ひじきは水に浸けて戻す。にんじんは5mmの角切りにし、しいたけは軸を取ってみじん切りにする。ねぎはみじん切りにする。たくあんは5mmの角切りにする。
2:1のにんじんとしいたけをざるに入れて熱湯に浸け、箸でほぐし、ざるごと引き上げる。同じ湯でひじきをさっとゆで、にんじんとしいたけのざるに上げる。
3:1のたくあんを水でもみ洗いして軽く塩分を抜き、水気を絞る。
4:ボウルにご飯と卵を入れて混ぜ合わせ、ちりめんじゃこ、1の長ねぎ、2、3を混ぜる。薄口醤油、塩で味をつける。ご飯と卵を混ぜてから炒めることで、お米1粒1粒に卵がからまって、パラパラの仕上がりに。解凍したご飯を使ってもかまいません。
5:フライパンにサラダ油を熱し、4を入れる。木べらで混ぜながら、パラパラになるまで炒める。お好みで黒こしょうをふる。