趣味はないそうだが、まったくやらなかったゲームを友達に誘われて最近始めたという。「オンラインゲームです。友達4人くらいでチームを組んでやってます」――近年は映像作品にも活躍の場を広げています。舞台での演技との違いを意識していますか?
「特に意識はしてないです。ただ、体の使い方という部分では、映像と舞台では違いがあるかもしれません。今回の舞台の稽古が始まった時、久しぶりの時代劇だし、大きい声を出そうと思っているのに、最初はなかなか声が出なくて。映像の仕事が続いていたので、体の使い方を忘れていたというか、舞台用の体勢になってないんだなと感じました」
――舞台の魅力を、どういうところに改めて感じますか?
「スケジュールがちゃんと決まっているところは、やっぱり大きな魅力です。公演期間も上演時間もはっきり決まっていて、一度始まれば必ず終わります。あとは、何度も稽古をしたうえで本番を迎えられるところ。自分はずっと、そうやって芝居をつくってきたので、慣れない映像の現場では、より緊張しますね。映像の場合は、前もって人と芝居を合わせることなく、自分である程度つくっていったものを現場で出す。そのスピード感に、まだ慣れなくて」
――より緊張するということは、いまだに舞台でも緊張するんですか?
「緊張しますよ。それも、初日だから緊張するというわけでもなく、特にタイミングが決まってないんです。本番が始まって何日か経ってから、急に緊張してお腹が痛くなったりします」