とはいえ、40代そこそこのときは、女性としての美しさのピークにあり、外見的にもまだまだいける年頃。そのため「気持ち」と「加齢」のギャップなんて考えず若い格好をしていても、そのまま40代半ばくらいまでは乗り切れるかもしれませんね。
しかし、50代を目前に控えた48~49歳くらいになると、手持ちの服と自分自身の容姿のギャップを嫌が応にも認めざるを得ない状況になり、「カジュアルに着る服がひとつもない!!」と驚愕する羽目になるのです。
でもね、大丈夫! そうならないためにも、できれば40代中盤から、徐々に手持ちのカジュアル服を見直していきましょう。
カジュアルとは、キレイめと
リラックス服の間にある「真ん中服」のこと
私が考えるカジュアルとは、「
真ん中服」。例えば休日に女友達に会ったり、旅に出るときに着る服をイメージするとわかりやすいと思います。
キレイめ服とリラックス服との間にあるのが「真ん中服」です。
それって具体的にどんな服のこと? どんな風に選んだらいい? 次回からは「真ん中服」について、より深く考えてみたいと思います。
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おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子