自分の体と向き合うためのサポートにも力を入れる
一方、自分の体の中で何が起こっているのかわからず混乱している患者には、症状をすべて書き出してもらい、一緒に整理していきます。
すると、不調の原因やそれぞれの症状のつながりが見えてきて起こっていることを冷静に受け止められるようになるそうです。
「自分の体と向き合うために“私のカラダノート”をつくり、症状や経過を記録しておくことは大事です」と赤澤先生はアドバイスします。
“体の中の見える化”検査を取り入れて、セルフケアを高める動機づけに生かす
こうしたことを助けるために赤澤先生はユニークな検査機器を導入し、“体の中の見える化”にも力を入れています。
たとえば生活習慣やストレスの影響を受けやすい毛細血管の形状や肌の状態を観察することで現在の健康状態を客観的に示し、患者が生活習慣の改善に取り組む動機づけに生かしています。
「不定愁訴の段階で適切に対処することが病気の予防に確実につながります。患者さんが自分で毎日のコンディションを確認し、それに応じた対処法を選んで実践できるようになることが診療の最終目標です」と赤澤先生はいいます。
自分の体と向き合い上手につきあっていくことをトータルサポートしてくれる女性総合外来は、女性ホルモンのゆらぎの中にいる更年期女性にとって心強い味方です。
女性総合外来 診療の流れ