自分のダイヤモンドがどの国や地域で採掘されたものなのか、知りたいと思ったことはありませんか?
あるいは、店に並ぶダイヤモンドジュエリーが“どこから来た”のか、ふと疑問に思ったことは?
世界的ラグジュアリージュエラーであるティファニーは、消費者にダイヤモンド原産地情報を公開する、新たな取り組みを始めると発表しました。
ダイヤモンドの調達先がわかる仕組み
ティファニーは、各個別登録済みダイヤモンド(0.18ct以上)に肉眼では確認できない技術で「T&Co」シリアルナンバーを刻印することで、それぞれのダイヤモンドが追跡ができるように。
この仕組みに基づいて、ダイヤモンドの調達や加工、流通に関するさまざまな情報を、段階的に消費者に開示していく予定です。
ティファニーは20年にわたり、サプライチェーン(原料となるダイヤモンド資源の調達から製造・管理・販売までの全過程のつながり)の透明性を高めることに注力してきた。まずは本日1月10日より、ティファニーブティックで、Love & Engagementのケースに並ぶダイヤモンドリングには、個別の原産地情報が表示されます。
それ以外のすべての個別登録済みのダイヤモンドも、ティファニーのセールスプロフェッショナルやカスタマーサービス等を通じて、原産地情報を知ることが可能に。
2020年にはどこでカット・研磨されたのか、までわかるように
この春には、個別登録済みダイヤモンドの「ティファニー ダイヤモンド鑑定書」に原産地の記載も開始され、2020年にはなんとカットや研磨が行われた工房所在地までもを知ることができるようになる、というから驚きです。
またこの取り組みのため、ティファニーは今後、原産地が不明なダイヤモンドを一切調達しないことも明言しています。