【WEST】創業86年 伝統の手ごねで進化を続ける
フロイン堂(兵庫・岡本)
地元・神戸はもとより、全国のパン通の間でもレジェンドと呼ばれる昭和7年創業の「フロイン堂」。
戦中、戦後に作られた2つのレンガ窯が貴重な味を生む。日本のドイツパンの草分け的存在、ハインリッヒ・フロインドリーブ氏から伝授された作り方を守り、今も生地は舟のような木製の桶で手ごねし、昭和、平成を生き抜いたレンガ窯で焼き上げています。
神戸の老舗「フロイン堂」に1944年より受け継がれてきたレンガ窯から今まさに取り出し、バターをひと刷毛塗ったばかりのできたて食パン。小麦の香りが工房中に漂い、焼き色が黄金に光り輝く。終日パンの香りが漂う店の雰囲気も創業の頃とほとんど変わらず、お客さまも顔なじみが多く、遠方から訪れる常連さんもいるほどです。
焼きたてはそのまま、翌日はトーストにすると味わいがぐんと増す。