かつては薪で焼き、いつかまた薪窯に戻したいという竹内さん。「パンは生きものですから機械まかせにはできません。手と五感を働かせ、私たち人間がうまいこと生地や窯に合わせてやると本当にいいパンになるんです」とパンへの思いを静かに語る2代目の竹内善之さん。
窯の中の蓄熱の状態を見ながら目と経験値でパンを焼成。86歳になった今も機械に頼らず、生地作りから発酵、焼成まで手と五感をフル稼働。小麦粉、水、塩、砂糖、イーストだけなのに竹内さんの手にかかると極上の香りと食感が際立ち、病みつきになるおいしさです。
先代から受け継いだ鉄製の型。作れる職人がいないため大切に使っている。 竹内さん(中央)とハード系パン担当の長男・隆さん、スタッフの田澤友希子さん。フロイン堂兵庫県神戸市東灘区岡本1‒11‒23
TEL:078(411)6686
営業時間:9時~19時
定休日:日曜・祝日
食パン 1本810円 1/2本405円 1/3本270円(すべて税込み)
予約は当日分のみ 発送不可
焼き上がりは14時、16時(2回目は焼かないこともあるので要確認)
おすすめの厚み/お好みで
表示価格は、すべて税込みです。
撮影/松川真介 本誌・坂本正行 取材・文/柴田 泉 西村晶子
「家庭画報」2019年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。