海宝さんのソロデビューアルバム『I wish. I want.』は1月30日より発売。通常盤UWCD-1018。――1月30日には、そんなディズニーの曲を収めた海宝さんのソロメジャーデビューアルバム『I wish. I want.』が、ウォルト・ディズニー・レコード社からリリースされますね。
「自分にとって最良と思える形でリリースできることが、まずすごく嬉しいです。たくさんのディズニーの名曲から、僕の舞台デビュー作でもある『美女と野獣』の作曲家、アラン・メンケンさんの曲を選んで、レコーディングさせてもらいました。
僕が出演したことのない作品の曲も歌っているんですよ。今年は、アルバムリリース記念のコンサートも予定しています」
――音楽活動も活発化している中で、改めて海宝さんが感じているミュージカルの魅力は何でしょう?
「やっぱり、総合芸術というところじゃないでしょうか。音楽、お芝居、ダンス、セット、衣装……いろいろな人達の力が結集してつくられているものなので。
その世界観の中で、キャラクターの心情を歌や音楽やダンスに乗せて、お客さまにダイレクトに伝えられるというのは、ミュージカルの大きな特徴だと思いますし、醍醐味だと思います」
――これだけ様々な舞台を経験している海宝さんだけに、きっと舞台度胸も満点なのでしょうね。
「いえ、いまだにすごく緊張します。舞台に出る前は、吐きそうになるくらい。作品にもよりますが、舞台に出てある程度なじんできたところで、ようやく解き放たれていく感じです。
たぶんこれは、いくつになっても変わらないでしょうね(笑)。“本番しんどいなあ”と思うこともありますし、稽古で“自分は俳優に向いてないんじゃないか”と思うことも、いまだに多々あります。
でも、僕にはこれしかできることがないだろうし、千秋楽を迎えると、そんなことも吹き飛ぶような特別な思いが湧いてくるんです。特に千秋楽のカーテンコールでお客さんを前にすると、自分はすごく幸せなことをやらせてもらっているんだなと感じます」