応援されたいけど応援歌は聴きたくない。そんなときに聴いてほしい
今作には、『アニ×パラ』(NHK総合、Eテレ、BS1で随時放送)の第3弾である『車いすテニス』のテーマ曲『Spark』と、2018年8月リリースの『もし君を許せたら』をピアニスト・清塚信也さんが編曲した『もし君を許せたら(Piano Version)』も収録。『Spark』は、家入さんによる作詞・作曲。制作にあたり、車いすテニスプレイヤー・国枝慎吾さんのドキュメント映像を観た家入さんが思ったことは……。
「なぜ自分はこんなに感動してるんだろうって考えたときに、ハンデがあるのにテニスができてすごいってことじゃない、そこの感性は絶対にブレたくないと思って。ハンデの有無に関係なく、国枝さんが汗を流して自分の魂を磨いていることに心打たれたんだと思いました。それを自分の人生の中でいうと男女。人を好きになるときに、性別を意識したことがなくて。“この人、素敵”って思ったときに、それが女性だったら恋愛にはならないだけ。でも、気持ちは“好き”なんですよね。女の子だから、男の子だからじゃない。一人の人間として輝いていこう、スパークしていこうというところで歌詞を書きました」
これまでも応援歌を作ってきて、「どれも違うものにしたいなと毎回思う」という家入さんですが、そんな中で『Spark』は「応援されたいけど、応援歌は聴きたくないときってありませんか? そういうときにぜひ聴いていただきたいなと思います」。