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すりおろした蓮根で作る揚げ饅頭。京都・和久傳のレシピです

2019.02.02

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【作り方】
1:小豆の粒あんを作る。小豆は流水で汚れをよく落とす。重量の5倍ほどの水に10時間以上浸して戻す。水に浸した時に浮いてくる豆を取り除く。

2:1をざるにあけて水を切り、鍋に移して、小豆の1.5倍量くらいの水を入れ火にかける。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)


 

3:沸騰してきたら火を少し弱めて10分くらいそのままゆでた後、ざるにあけてゆで汁を捨てる。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

4:流水にさらして「渋切り」をする。一度ゆでた小豆を水洗いするのは、皮に含まれるタンニンが、苦みや渋みの原因になるため。あんの風味をよくするために、渋切り(渋抜きともいう)は必ず行う。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

5:小豆を鍋に戻す(ここでは土鍋を使用しているが、雪平鍋でもよい)。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)
小豆のかさの1.5倍量くらいの水を入れて火にかける。『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

最初は強火で、沸騰してきたら火を弱めて、小豆がゆっくりと上下に対流する程度に炊いていく。

6:沸騰後、弱火にしてから約15分後にびっくり水(差し水)を約150cc入れる。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

7:途中でゆで汁が少なくなってきたら、こまめに差し水をする。同時にアクをすくう(G)。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

8:小豆が柔らかくなってきたら、ごく弱火にして焦げつかないように注意しながら、好みの柔らかさになるまで炊いていく。

9:炊き上がった小豆に洗双糖を加え、小豆をつぶさないよう軽く全体を混ぜながら炊いていく。途中でアクが出てくるようであれば取り除く。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

10:しばらく炊いてから、和三盆糖の半量を入れ、小豆をつぶさないよう、しゃもじなどで軽く全体を混ぜ合わせながら炊いていく。しゃもじは、小豆が焦げつかないように鍋底からしっかりと押し出すように、動かす。混ぜる回数はできるだけ少なく、煮くずれに注意する。砂糖を入れる時は一度に投入しないこと。炊いていくゆで汁の糖度が急激に上がると、小豆の皮の部分が収縮してしまい、小豆の内部に砂糖が入っていかなくなるため。砂糖が入っていかないと、表面の硬い、味がまだらな小豆になってしまう。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

11:さらに炊いてから、残りの和三盆糖を入れ、小豆をつぶさないように軽く全体をゆっくりとかき混ぜながら水分を飛ばしていく。好みの柔らかさになった時点で火を止める(J)。

『京都・和久傳料亭のできたて甘味』紫野和久傳(監修)・関谷江里(文)

 

12:粒あんを練る。水分をさらに飛ばし、木べらなどで、好みの食感、つぶし加減になるまで小豆をつぶす。仕上げに塩を入れて混ぜる。

13:12を浅めのバットに小分けに移し、冷ます。この時乾燥を防ぐために水で濡らして固く絞ったさらし布をかけるとよい。
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