この季節にリーズナブルに手に入る家計の味方、白菜。みずみずしくて甘いこの冬の野菜のおいしさを存分に味わえる煮浸しを、「分とく山」野﨑洋光さんに教えてもらいましょう。ポイントは、魚焼きグリルで白菜を軽く焼くこと。こうすることで、白菜の甘みがさらに凝縮するのだそうです。熱湯に浸けて油抜きをしたさつま揚げに続いて、軽く焼き色がついた白菜を煮汁で煮ればできあがり。シンプルながらしみじみ美味しい一皿をぜひ味わってみてください。『野﨑洋光 春夏秋冬の献立帳』より。
【材料 2人分】
・白菜 3枚
・さつま揚げ(四角い角揚げ) 1枚
■煮汁
・水 200cc
・薄口醤油、みりん 各大さじ1
・昆布(10×10cm角) 1枚
【作り方】
1:さつま揚げは熱湯に浸けて油抜きをする。厚みを半分にそぎ切って、それぞれ4等分する。
2:温めておいた魚焼きグリルで白菜を焼き、軽く焼き色がついたら、4cm角に切る。
3:鍋に煮汁の材料と1を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして2分煮る。さらに2を入れて1分煮る。
家庭料理の基本は栄養バランスのよい献立。でも「献立が立てられない」という悩みを持つかたが多いのも事実。その悩みに応えるべく、人気料理人・野﨑洋光さんが季節の食材を生かした49の献立をご紹介します。春夏秋冬の単品料理も合わせて計266レシピ掲載する、季節の家庭料理決定版です。段取りのタイムスケジュール表や、「作りおきできる」マーク、作り方のポイントに黄マーカーを引くなど、作りやすい工夫も満載です。
野﨑洋光・幕内秀夫(著)
定価:本体1,800円+税
撮影/髙橋栄一、南雲保夫、三木麻奈、湯淺哲夫