冬から早春にかけてが旬のカリフラワーは、栄養素たっぷりなうえ、低カロリー&低糖質のスグレモノ食材。たっぷり食べたいところですが、サラダ以外にどうやって食べればいいのかイマイチわからないという人も少なくないかもしれません。そんな皆さんにオススメなのが、このカリフラワーの小鍋です。
カリフラワーの花蕾(からい)に味つけした鶏ひき肉をはりつけて煮るという、一風変わった食べ方が新鮮。だし汁には片栗粉でとろみをつけるので、保温効果でからだもポカポカになります。鶏ひき肉とカリフラワーは消化がいいので、ボリュームたっぷりでもぺろりといけますよ。『ぜんぶ小鍋』より。
【材料 2人分】
・鶏ひき肉 160g
・長ねぎ(みじん切り) 大さじ3
・しょうが(すりおろす) 小さじ1/3分
・A [酒 大さじ1/2/塩 少々/片栗粉 小さじ1/水 大さじ1]
・カリフラワー(小房に切る) 8房(200g)
・片栗粉 適量
・だし汁 3カップ
・B [酒、みりん 各大さじ1/塩 小さじ1/2]
・水菜(2cm長さに切る) 50g
・C [片栗粉、水 各大さじ1]
・柚子の皮(せん切り) 少々
【作り方】
1:ボウルにひき肉、長ねぎ、しょうが、Aを入れてよく混ぜ、8等分にする。
2:カリフラワーの花蕾に片栗粉を薄くつけ、1を薄くのばしてかぶせながらはりつける。
3:鍋にだし汁を入れて中火にかけ、煮立ったらBを加えて調味する。2をひき肉の面を下にして入れ、再び煮立ったらふたをして弱火で約10分、カリフラワーがやわらかくなるまで煮る。
4:水菜を加えてひと煮し、Cをよく混ぜて加え、ひと混ぜしてとろみをつけて、柚子の皮を散らす。
具を切って煮るだけの鍋料理は、とっても簡単。肉や魚にたっぷり野菜を組み合わせれば栄養バランスがよく、おかずと汁ものが合体しているから晩ごはんはこの1品でOKです。本書ではとくに、少ない食材で作る1~2人分レシピを中心に、48品の小鍋をご紹介。味つけも和・洋・中・エスニックとバリエーション豊かで、毎日作っても飽きません。新書サイズなのでかばんにすっぽり入って、電車の中で開きやすいのも特徴です。
大庭英子(著)
定価:本体1,100円+税
撮影/伏見早織