ダンスと歌のうまさには定評があり、すでに9本の韓国ミュージカルに出演している。――実際に稽古をしてみて、いかがですか?
「思っていた以上の面白さです。お芝居の内容も音楽も、俳優さんたちの演技も。ただ、日本語でのお芝居は、やっぱり難しい(苦笑)。何とか乗り越えなくちゃいけない大きな山だなと感じています」
――臨場感溢れる演出で人気の本シリーズ。盛りだくさんの歌とダンスに加えて、ホスト役がアドリブで観客を口説く“口説きタイム”もあるとか。
「はい。だから余計に心配なところがあって、毎公演ドキドキしそうです。でも、その分、歌とダンス、あとは笑顔で何とかカバーして(笑)、頑張りたいです」
――実際のホストクラブと同じような“指名制”や“ランキングシステム”もあって、その結果によって各回のフィナーレの内容も変わるとのこと。15人のライバル達=ホスト役の共演者達の印象はいかがですか?
「最初に見たのが、ホストの格好でバッチリ決めているポスターの写真だったので、それぞれの俳優さんがどういう人なのか、まったく想像できなかったんです。でも、稽古で実際に会ったら、皆さんとても気さくで、接しやすくて。16人のホストの中では僕がいちばん年上なので、何だかみんな弟のように思えて可愛いです。写真よりも実物のほうがさらにカッコイイので、どうぞお楽しみに」
――韓国にもホストクラブはあるのですか?
「ありますけど、日本とはちょっと雰囲気が違います。日本はオープンというか、お店の広い空間に席があって、それぞれのホストに接待を受けながらも、みんなで盛り上がるような感じですよね。でも韓国の場合は、個室に分かれて接待を受けるので、一般的にあまりいいイメージがないんです。日本では、ホストという素材でこういう舞台がつくれてしまうくらい、1つの文化として認知されていて面白いなと思います。それだけ女性の心を惹きつけるものがあるなんて、すごいですよね」