都(MIYAKO)通信 今世界の都では何がHOTなの――?! 毎週木曜&金曜日は、東京・京都・金沢・パリ・NY・ハワイの6都市から、現地特派員が最旬ニュースをお届けします。木曜・金曜更新。
都通信記事一覧へ>> 京都人も一目置く、次世代シェフたちの新作スイーツ
(京都特派員:西村晶子)
和菓子、洋菓子を問わずさまざまなスイーツのお店が集まる京都。老舗はもちろんのこと、新しいお店も評判が高く、なかには売り切れ続出の人気スイーツ店も。 今月はそんな新しくて注目のお店3軒をご紹介します。イートインスペースもあるので、京都散策の折は、是非のぞいてみて下さい。
世界が認めた実力派ショコラトゥリー
「Chocolaterie HISASHI(ショコラトリエ ヒサシ)」
スイーツ激戦地の京都で、いまチョコレートは注目のアイテム。どのお店にも力作・新作が並びますが、話題のショコラトゥリーといえば、2018年4月にオープンした、ここ「Chocolaterie HISASHI」です。
ボンボンショコラは1個296円。箱は4個入りから。オーナーの小野林範さんは、「クラブハリエ」に15年間在籍後、独立。「ワールドペストリーチームチャンピオンシップ2012」でチーム優勝、「ワールドチョコレートマスターズ2015」で準優勝と、輝かしい経歴の持ち主です。
店内にはイートインカウンターもあり、ホットチョコレートやソフトクリームが楽しめる。とりわけチョコレートへの思いが強く、原料となるクーベルチョコレートは自身で配合比率を開発したオリジナル。ワールドチョコレートマスターズを主催するフランスのバリーカレボー社で製造してもらったもので、「GAIA71%」と命名しています。カカオ成分高めで、香りや深みのあるビターな余韻が強く感じられる、その名の通り大地を感じさせるチョコレートです。
「ワールドチョコレートマスターズボックス2015」1944円。GAIA71%や、キャラメル柚子とジャンドゥージャ(ローストしたヘーゼルナッツをチョコレートに練りこんだもの)のガナッシュを組み合わせた、受賞作の詰め合わせ。店内には、このオリジナルチョコをふんだんに使ったケーキやボンボンショコラなどが並び、ほかにないチョコレートの味わいを提案しています。例えば、ボンボンショコラは香りや食感を重ねることで独特の味わいを生み、余韻もとても豊か。フルーツを使ったもの、キャラメルや日本酒、スモークの香りを効かせたものなどがあり、受賞作のボンボンも販売されています。
産地からこだわったオリジナルチョコレートのGAIA71%を使用したケーキ「GAIA」626円。ケーキにもチョコレートを使ったものが多く、ひときわ目を引くのがムースやシャンティイショコラ、クランチなどを組み合わせたショコラづくしのケーキ「GAIA」。繊細な口どけや多彩な味わいのハーモニーが存分に楽しめ、チョコレート好きも大満足の逸品です。
Hの文字をスタンプしたチョコをあしらった「monaショコラ」380円。また、京都のお土産になる定番のチョコレート菓子として考案されたのが、最中を彷彿させる「monaショコラ」。サクッとした食感の皮で、味わい深いヘーゼルナッツのペーストを合わせたビター系のチョコレートクリームを挟み、ライスパフのプチプチ当たる粒感が軽やかさを生んでいます。
なかには、京都土産にまとめ買いするお客様もいて、京都のショコラトゥリーらしい逸品と注目を集めています。
平安神宮や南禅寺に近い、東山・三条通沿いにあるお店。ピンクの暖簾が目印。 Chocolaterie HISASHI
京都府京都市東山区夷町166-16
電話 075-744-0313
営業時間 11時~18時30分(喫茶18時LO)
月曜、第1・第3火曜定休
※イートイン可、お取り寄せ不可。
※価格はすべて税込み。