2.「ボールジョイントが浮いていないかが大切。
微調整にはインソールを活用してください」
次に、ボールジョイントと呼ばれる親指の付け根の関節が、靴と隙間なくフィットしているかどうかをチェックしてください。
ボールジョイントは、歩くときの蹴り出す動作の起点になるので、ここが安定していれば、前滑りも起こりませんし、土踏まずも機能しやすくなります。
もしボールジョイントが浮いてしまってゆるみが生じている場合には、インソールで微調整すればぐっと歩きやすい靴になります。
ボールジョイントを安定させれば、アーチも機能しますボールジョイントとは親指の骨の付け根の関節のこと。歩行のための運動起点でアーチの動きにも連動します。
調整用インソールは指先部まで入れないのがポイントですボールジョイント位置から小指側に線を引いたとして、そこが調整インソールのセンターラインとなるように。
西村さんおすすめのインソール質感や硬さがちょうどよく、微細なすき間も埋められます。各700円/ともに荒川産業
「薄いほうが指の付け根の下になるように入れると、足指がきつくならずによい」と西村さん。700円/コロンブス
西村泰紀さん靴の中敷き調整専門店「靴は売らない靴屋シューフィット神戸屋」店長。著書『痛い靴がラクに歩ける靴になる』(主婦の友社)が好評。TEL:03(6457)8116
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/ケヴィン・チャン(静物) 本誌・武藤俊介(取材) 取材・文/大杉美氣
※靴のヒール高、ソール高のサイズはすべて編集部調べ
「家庭画報」2019年3月号掲載。