身体の冷えるこの季節は、温かいチーズの料理が一段とおいしいですよね。本日は、チーズをそのまま焼いてパンに乗せた「焼きカチョカヴァッロ」をご紹介しましょう。カチョは「チーズ」、カヴァッロは「馬」という意味のイタリア産チーズで、2つのひょうたん形のチーズをヒモで結んで吊り下げて熟成させている様子が馬にまたがっているように見えることからその名がついたそうです。
このチーズの魅力は何といっても、焼くことでむっちりとろりとした食感が引き出されること。溶けやすいので、厚めに切って強火で手早く調理してください。パンチのきいたアンチョビバターをかけて召し上がれ。ワインを合わせるなら、チーズの産地であるプーリアのサリーチェ・サレンティーノのロゼや、サルディーニャ島のヴェルナッチャ・ディ・オリスターノがオススメですよ。吉田健志シェフの『酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』より。
【材料 1人分】
・カチョカヴァッロ(1cm厚) 1枚
・強力粉 適量
・A [バター 30g/にんにく(みじん切り) 1/2片/アンチョビペースト 5g]
・パン(2cm厚) 1枚
・オリーブオイル 大さじ3~4
・黒こしょう、イタリアンパセリ 各適量