原作者である西 加奈子さんが「思わず涙しました」という映画『まく子』で、旅館を切り盛りする明るい明美役を演じた須藤理彩さん。リアリティを持って演じられる役だと感じていた
連続テレビ小説『天うらら』のヒロインでデビューし、昨年は連続テレビ小説『半分、青い。』に出演。20年ぶりの朝ドラ出演で話題を呼んだ須藤理彩さんの最新作『まく子』が3月15日(金)に公開されることに。直木賞作家・西 加奈子さんの同名小説を原作に、小さな温泉街の旅館の息子で小学5年生のサトシ(山崎 光)が転入生・コズエ(新音)と出会い、成長を遂げていく様子を描いた映画『まく子』で、須藤さんはサトシの母親・明美役を演じています。
実生活では小学6年生の娘を持つ須藤さんは、「思春期でちょっと大人になりつつ、でも心が伴わない微妙な年齢の子供を毎日相手にしているので、親子の距離感だとか関わり方だとかは、リアリティを持って演じられるんじゃないかなと感じていました」と話します。一方、草なぎ 剛さん演じるサトシの父・光一との関係については、「どれくらいの感じでヤキモチを焼くのかという話を(鶴岡慧子)監督ともして。あまり旦那さんに執着しない女性でいてほしいということで、子供の成長とともに夫婦の関係も変わってきている途中というか、そういう関係性が出せればと思っていました」。