簡単大人ラッピング
(5)バイカラーのキャラメル包み
基本のキャラメル包みを応用して、縦の帯で別の色柄を出し、バイカラーにする包み方をご紹介します。
教えてくれた人/阿部美恵さんスチール撮影で美術や小道具のスタイリングを手がけるプロップスタイリスト。コンセプトに沿ったお洒落な空間作りや抽象的なイメージまで得意分野は幅広く、カメラマンからの信頼も厚い。『家庭画報』をはじめとする雑誌や広告で活躍。
バイカラーにする2つの方法
「本来は裏側にくる紙の“合わせ”の部分を表側にもってくることで、縦の帯を作る包み方です(詳しい作り方はページ下部で紹介)。帯の太さや位置は自分の好みで決められるので、箱の大きさとのバランスを見てから作り始めるとよいと思います」(阿部さん)
キャラメル包みを応用したバイカラーの包み方には2種類あり、ひとつは、最初からリバーシブルの包装紙を使う方法、もうひとつは、2枚の包装紙を使う方法です。
どちらも仕上がりの形は同じですが、2枚使う場合は、その分紙が厚くなり、きれいに包むのに多少コツがいります。キャラメル包みに慣れていない方は、リバーシブルの包装紙を使うほうがよいでしょう。
1. リバーシブルの包装紙を使ってバイカラーにする
「リバーシブルの包装紙を使う場合は、片面が無地のものがおすすめです。帯状の部分がリボンのようなアクセントになるので、別にあしらうリボンは細いものを選び、帯とケンカしないようにしました」(阿部さん)
2. 包装紙を2枚使ってバイカラーにする
包装紙を2枚使う場合は、色や柄の組み合わせは無限です。帯を細めにして、縦にリボンを結ぶと、和の雰囲気が漂います。「包装材によっては、個性的な表現も可能ですが、手軽に雰囲気良く仕上げるなら、同系色でまとめるのがおすすめです」(阿部さん)
バイカラーのキャラメル包みのやり方
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リボン提供/MOKUBA 撮影/大見謝星斗