迷い世代の服選び 「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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ちょっとした工夫がマンネリを打破する
マンネリ化した服装をどうやれば変えていけるのか?――最も有効なのは、人から見て一番印象に残る部分=顔周りを変えることです。
一から作り直すのではなく、一部を改装するイメージを思い浮かべてみていただけるとわかりやすいかと思います。では、具体的に何をどう変えていくといいのか、考えていきましょう。
まずは顔周りの「色」で
印象を変えてみる
人に会ったときまず印象に残るのは、パッと見て顔周りの色という場合が多いと思います。
ますは、自分をキャンバスに見立て、「何から色づけしようかな?」と考えてみてください。下から塗り始めるよりも、顔周りから塗り始める人が多いのではないでしょうか?
また、人の目線は、普通上から下へと移動しますから、顔周りの色に変化があると、周りからも気づかれやすいという点もあります。 しかし、脱マンネリを目指して、普段ダークな色しか着ないのに、いきなり上半身をヴィヴィッドカラーの服に変えろ、と言っても難しいですね。そもそも、好きな色は、そう簡単に変わるものではありません。
マンネリに効く小ワザ
では、例えば、今まで着ていたタートルネックの下に白いシャツを着て、衿を見せてみてはどうでしょう? 顔周りにほんの少し白が覗くだけで、印象はぐっと華やかになります。優しい色味のスカーフやストールを巻いても、これと同じような効果があります。
また、トレンドのボウタイのブラウスだったら結び方を替えてみたり、シャツの開き具合を替えて肌の見せ方を工夫するだけでも、印象は違って見えるはず。土台となる服はそのままでも、ちょっとした工夫でイメージは変えられるので、是非試してみてください。