プチプラのアクセサリーを
効果的に使うのが賢い
また、迷い世代に是非おすすめしたいのが、アクセサリーを効果的に使うこと。
小物が印象に残ると、その背景にある服が同じでも、印象は全く違うものになるからです。イメージを変えるためのアクセサリーは、プチプラブランドで十分OK。先日、仲良しのスタイリストさんが、大ぶりの素敵なイヤリングをしていたので「どこのブランドのもの?」と聞いたら、なんとZARA!
その方は、いつも全身有名メゾンの服を着ていることが多いので、意外なチョイスにびっくりしたのですが、「お手頃な値段で、旬のデザインが揃っているのよ」とにっこり。
モード界の第一線で活躍するプロも、プチプラブランドのアクセサリーをハイブランドと上手に組み合わせているのです。
アクセサリーの中でも、揺れるイヤリング、大きめのブローチ、デザインが面白いネックレス、Vゾーンを強調するロングネックレスなど、主役を顔まわりにもってくると、イメージが変わって洒落て見えます。
土台=服を買う必要はなし
小物使いでアレンジを
大丈夫! マンネリを打破したいからと言って服を買い替える必要はありません。
セーター1枚買うお金で、スカーフやアクセサリーを買い足して、顔周りのイメージを変えてみる。大事なのは、ハッとさせるポイントを装いの中に一つ作ることなのです。
たったそれだけで、人の印象に残って褒められるようになり、ひいては、お洒落も少しずつ進化していきます。
●迷い世代の服選び…「最近何を着ても似合わない」と悩む“ファッション迷い世代”の女性に向けて、雑誌『家庭画報』で活躍するスタイリストのおおさわ千春さんが、誰でも実践できる服選びのルールとポイントをお届けします。
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おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト
雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手掛ける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。
イラスト/大橋美由紀 編集協力/湯澤実和子