『家庭画報』の人気美容連載「ラグジュアリーの真実」では、毎月ビューティーアンバサダーが、話題の美容新商品をお試し。それぞれの視点から語られるレビューや、美しく輝き続けるための美容秘話は必読。今月のビューティアンバサダーは、洋画家の城戸真亜子さんです。
城戸真亜子さんが試した話題の美容新商品
ランコムのアプソリュ ソフトクリーム
商品詳細は次ページ「肌にふっくら感が甦る薔薇のクリーム。馥郁とした香りと花びらのようなピュアなみずみずしさにときめきを感じます」―城戸真亜子さん
ファーストインプレッションは摘みたての薔薇を想わせるフレッシュな香り。まるで薔薇畑にいるような芳しさにうっとりしました。
テクスチャーの心地よさも格別です。ホイップクリームみたいなふんわりした軽やかさになめらかさが加わった、これまでに経験したことがない感触。淡いベビーピンク色のクリームなので、それこそ薔薇の花を摘み取り、肌にのせるような感覚ですね。
すーっとのび広がり、手で押さえていくとリキッド状になって肌に入っていきますが、なじみきった途端、今度は少し抵抗感が出てきて、クリームならではの厚みを感じるんです。この秒単位でのテクスチャーの変化にも驚きました。
もともと、さらっとした使い心地のクリームが好みですが、年齢とともに、こっくりとした濃厚なものに安心感を覚えるようにもなってきて、これはそのどちらにも応えてくれるクリームだと思います。
効果としては、まず保湿力ですね。乾燥が激しい今の時季でも、潤いのヴェールでしっかりと守られているのを感じます。そして日を追うごとに、肌がふっくら、なめらかになっている実感も。
薔薇の幹細胞から抽出したエキスや、ローズネクター、5トンのダマスクローズの花びらから1キロしか採れないという希少なエッセンシャルオイルが配合され、薔薇がもつさまざまな力がぎゅっと凝縮されているとのこと。
“薔薇の美容”には長い歴史がありますが、そうした伝統を踏まえつつ、さらに研究を掘り下げて、秘められた力を引き出そうとする探求心と、成し遂げる技術は素晴らしいと思います。
日本画家の千住 博さんが「現代的なアートであっても、僕は自然のそばに身を置き、そこから思考を開始する日本画の伝統的な発想に則って制作している」とおっしゃっているのを聞いたことがあり、共通するものを感じました。
化粧品は女性にとって身近な存在だからこそ、作る側との信頼関係はとても大切です。この「アプソリュ ソフトクリーム」が体現している“伝統と革新”は、そうした信頼感をいっそう高めてくれる要素ではないでしょうか。