毎月27日は「ツナの日」ということで、ツナを使ったレシピをご紹介しましょう。本日ピックアップするのは、チュニジアでポピュラーな巨大餃子「ブリック」。好みの具材と生卵を皮で包んで揚げる料理で、中から卵の黄身がとろ~っとあふれだすところが醍醐味です。本レシピでは、じゃがいもとツナを具材にしました。現地では専用の皮を使いますが、家庭で作る際には春巻きの皮を使えば手軽です。「ハリッサ」という北アフリカの唐辛子ペーストが独特の風味を醸し出すので、ネットなどで手に入ったらぜひ使ってみてください。じゃがいもは電子レンジで加熱すればゆでるよりも簡単。熱いので、ペーパータオルで包みながらむくといいですよ。料理研究家・重信初江さんの『ぜんぶ卵レシピ』より。
【材料 2個分】
・卵 2個
・じゃがいも 小1個(120g)
・ツナ(缶詰/油をきってほぐす) 小1缶(70g)
・A [パセリのみじん切り 大さじ1/クミンパウダー 少々/塩 小さじ1/4/こしょう少々]
・春巻きの皮 2枚
・B [薄力粉、水 各大さじ1]
・揚げ油 フライパン5mm程度
・ハリッサ(あれば) 適量
・レモン(あれば/くし形に切る) 適量
【作り方】
1:じゃがいもを皮つきのままラップに包み電子レンジで2分、上下を返して竹串がすっと通るまで1~2分加熱する。
2:熱いうちに皮をむいて粗くつぶし、ツナとAを入れて混ぜる。
3:春巻きの皮の中央に2を等分にのせ、スプーンなどで真ん中にくぼみをつけ、卵を割り入れる。
4:Bを混ぜて3の縁に塗り、半分に折りたたんでとめる。揚げ油を中火で熱し、菜箸を入れて細かい泡が出たら、片面2分ずつ揚げ焼きにして、油をきって皿に盛る。ハリッサとレモンを添える。
どのご家庭の冷蔵庫にも入っている身近な食材「卵」を使った、アイデアあふれる61品をご紹介。得意ジャンルの幅広い料理研究家・重信初江さんが、和・洋・中・エスニックと、バリエーション豊かに教えてくれるので、毎日作っても飽きません! T・K・G(卵かけご飯)バリエーションや煮卵などの作りおき、目玉焼きや温泉卵などの基本料理など内容満載。かばんにもすっぽり入る新書サイズも特徴です。
重信初江(著)
定価:本体1,100円+税
撮影/伏見早織