料理・文/大原千鶴
筍はブランドや産地より、新鮮なものを入手することが大切
八百屋さんの店先に白い、上等な塚原産の筍が並んでいるのを見ると、なんだかうきうきとしてきます。京都の春は筍で始まるといってもいいでしょう。
筍は産地よりも鮮度が大切。いかに早く下ゆでをするかが肝要です。そして筍をおおいつくすほどたっぷりのぬかを加えてゆでることで甘みがしっかり出ると私は思っています。
(「筍のゆで方」はこちら)筍のきんぴらはそのままでも、あるいはかき揚げやチヂミの材料にしたりと応用がききます。下ゆでした筍が余ったら作っておくと便利です。
(前回のレシピ「鯛めし」はこちら)筍のきんぴら
【材料 4人分】
・筍(ゆでたもの)...160グラム
・ごま油...大さじ1/2
・A【みりん...大さじ2と1/2 薄口醬油...大さじ1と1/2】
・木の芽(粗く刻んだもの)...適量
【作り方】
(1)筍はマッチ棒ほどの拍子木切りにする。
(2)フライパンにごま油を熱し、中火で(1)を炒め、油が回ったらAを加えて汁気がなくなるまで煮詰める。火を止めて木の芽を混ぜる。