数多くの作品でマドンナやミューズ役を務めてきた黒川芽以さん。婚活の現実を描いた本作では、どんな顔を見せてくれるのでしょう。現場で演出が変わっていくとき、いつもエキサイトしている!?
2014年にＷＯＷＯＷで放送されたドラマ『ああ、ラブホテル』で黒川芽以さんと出会った大九明子監督。そのとき、「大九監督は、男性が思い描くヒロインをやっているイメージだったけど、素の黒川さんはもっと面白くて、女性に好かれる女性じゃない？って。今回はそれを引き出したいんだよねって言ってくださったんです」と黒川さん。大九監督の思惑どおり、映画『美人が婚活してみたら』で黒川さんは主人公のタカコ役をコミカルに、かつリアリティをもって演じています。
大九監督の演出は、黒川さんいわく「面白くて斬新」。それに応えていくのが楽しかったといいます。
「家で台本を読んで想像して固めちゃいけないって思ってずっとやってきました。現場の空気感や相手の役者さんがどういう感じでくるか、監督がどういうふうに撮りたいか、それが現場で一緒になって化学反応が起きて面白いものができると思うので。例えば、台本には“待ち合わせている”とだけ書いてあるけど、撮影のときは雨が降ったから、じゃあこういう演出にしようって変わっていったり。そういうときはいつもすごくエキサイトしていて。“えっ!?”って斬新な演出をされることが楽しみだったんです」
