DIOR
昨年の朝ドラ出演で家庭画報世代からの支持も急上昇。自身もお母さまと仲がよいそう。「映画の完成試写には必ず来てくれて。大抵ほめてくれるんですが、『亜人』のときは暴力的なシーンが多くて涙がでた、と言ってましたね」。爽やかな笑顔で着こなしたコーディネート、実はインナーのショートパンツが透けて見える、どきっとさせる一着。
コート33万円 トップス18万円 パンツ9万円 靴13万5000円 ベルト8万2000円/ すべてディオール(クリスチャン ディオール)森山未來さんや染谷将太さんなど日本映画界を担う実力派キャストも名を連ねます。
「何でもありの現場だったので、力のある役者でないと成立しないな、と。そういう意味で心強かったです。芝居というのは1人でやるものではないので、誰とやるかはすごく大事です。表現もまったく変わってくるので」
とまどいを隠さず、それでも主演を背負う者としての責任や作品全体を俯瞰する客観的な視点に貫かれた言葉の数々。
かねてから俳優という立場に留まらないプロデューサー的な役割にもしばしば触れてきました。
「作品を作るうえで、役者にしかわからないことがある。役者がクリエイティブに積極的にかかわっていくというのは、ごく自然なことだと思うんです。特に主演ともなれば、監督と意見を交わしたり、脚本を見直したりというのはすでにみんながやっていること。役者の名前に『プロデュース』という肩書がクレジットされてもいいのにと思いますね」