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観光地から徒歩圏の金沢花名所を巡る
兼六園を筆頭に、街中に多くの庭園がある金沢では、花や緑がとても身近な存在です。春から初夏にかけて、観光地からも徒歩圏の花名所をご紹介します。
主計町散策から少し足を延ばして
彦三緑地のツツジ
ピンク、白、赤など色とりどりの彦三緑地のツツジ。写真提供/金沢市尾張町の大通りから住宅地に少し入って、もしくは主計町の通りから1本入って少し歩いた場所に、彦三緑地(ひこそりょくち)はあります。こちらは4月下旬から5月上旬にかけて「遠田のツツジ」と呼ばれる、ツツジが見頃を迎えます。
尾張町や主計町茶屋街のどちらからも歩いて行ける場所に立地。その昔、加賀藩士・遠田勘右衛門自省(とうだかんえもん よりみ)が、6代藩主・前田吉徳よりツツジを拝領し、作庭。当時は、ツツジを島に、平地を海に見立てて造られたそうです。
現在は、きれいに整備され6つのゾーンに分かれていて、色鮮やかなツツジが咲いています。その数は約72品種、約1400本。ベンチや屋根のある休憩所、また土蔵を改装したツツジ資料館もあって、歩き疲れた際のひと休みにもおすすめです。
地元民の憩いの場でもある彦三緑地。写真提供/金沢市彦三緑地(ひこそりょくち)石川県金沢市彦三町1-294-1
開園時間 8時~18時(ツツジ・ボタン開花時は7時から開園)
無休
見頃 4月下旬~5月上旬