本日はおいしい炊き込みご飯のレシピをご紹介しましょう。ゆで豚とそのゆで汁、さつま揚げ、昆布を一緒に炊き込んだ、沖縄風です。ポイントになるのは、豚かたまり肉をじっくりゆでたゆで豚。下ゆでに時間のかかるかたまり肉は、まとめて味つけ保存しておくと、時間がなくてもおいしい和のおかずが作れます。香味野菜と下ゆでした豚かたまり肉は、加熱しても柔らかく、臭みもありませんので、ゆで豚のしょうが焼きや、甘味噌炒めなどさまざまなメニューにアレンジできますよ。本レシピでは豚肩ロースを使いましたが、お好みでばら肉、もも肉でもかまいません。冷蔵で4日間、冷凍で1カ月保存できます。冷凍したものを使うときには、解凍してから調理しましょう。『必ずおいしく作れる 和のおかず』より料理研究家・小林まさみさんのレシピです。
【材料 4人分】
・米 2合
・ゆで豚(下記参照) 100g
・さつまあげ 1枚
・にんじん 1/3本(約50g)
・しいたけ 2枚
・刻み昆布(細切りのもの) 8g
・A [ゆで豚の煮汁 400cc/酒 大さじ1/醤油 小さじ2/塩 小さじ1/2]
■ゆで豚(約400g分)
・豚肩ロースかたまり肉 600g
・水 1~1.2リットル
・酒 50cc
・長ねぎ(青い部分) 1本分
・にんにく(軽くつぶして芯を除く) 1片分
・しょうが(皮つきを薄切り) 2枚
【作り方】
1:ゆで豚を作る。鍋にすべての材料を入れ、強火でひと煮立ちさせてあくをすくう。弱火にして蓋をし、60分ゆでる。
2:火を止めて粗熱を取り、長ねぎ、しょうがを取り除く。2等分して冷蔵なら汁ごと、冷凍なら汁は別にし、密閉して保存する。
3:米は洗ってざるに上げ、30分おく。ゆで豚は1㎝角に切る。さつま揚げ、にんじんは細切りに、しいたけは薄切りにする。
4:炊飯器に3の米を入れ、Aを加えて混ぜる。刻み昆布、3のにんじん、しいたけ、さつま揚げ、ゆで豚を順に広げるようにのせ、炊く。
主婦のリアルな料理の悩みを徹底的に解消した「和のおかず」のレシピ集。唐揚げ、しょうが焼き、さば味噌といった定番おかずから、ぶり大根や鯛のあら炊きなどの覚えておきたい基本の和食、今どきの和の味付けまでを網羅した充実の245レシピ。みんなが失敗しやすいポイントを踏まえ、丁寧に紹介しています。「和のおかず」作りに自信をもちたい人におすすめの1冊。
髙井英克・上田淳子・小林まさみ 小林まさる(著)
定価:本体1,600円+税
撮影/西山 航